令和3年9月28日、木島地区においてベントナイト遮水壁工（モラン工法）の現場見学会が開催されました。
木島地区ほ場整備区域内において排水路の法尻に漏水している箇所があり、田に水が溜まりにくい状態となっていることから、漏水を防ぐための工法を県・和田土地改良区・ほ場整備推進協議会で検討した結果、ベントナイト遮水壁工（モラン工法）を採用することになりました。
この工法は、県内で採用している地区がなく、木島地区が初施工ということもあり、県内の地域振興局や和田土地改良区が施工現場を見学しました。

ベントナイト遮水壁工（モラン工法）とは
・溝畔を専用のプレートで掘削し、その断面に自然由来のベントナイトを投入し、遮水壁を形成します。
・壁を作るため、地中深くの水みちを遮断します。
・田面の大幅な開削は不要です。

施工イメージ及び遮水壁の経年状態

※ベントナイトとは海底・湖底に堆積した火山灰や溶岩が温度や圧力により変質することによって出来た粘土鉱物の一種です。土壌環境基準や日本薬局方にも記載があり人体にも環境にもやさしい素材です。撤去する際はコンクリートや樹脂製品のような廃棄物にはあたらないため特別な処理を必要とせずに自然に還ります。