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ほ場整備地区えだまめ栽培実証ほ場巡回が行われました(2022.08.01

 令和4年7月19日(月)午後より、県営ほ場整備事業 木島地区並びに島田地区のほ場において、上越地域農業振興協議会園芸振興部会主催の「ほ場整備地区えだまめ栽培実証ほ場の巡回」が行われました。
 当日は、園芸振興部会員を始め、実証ほ場の生産者など、関係者が多数参加し、えだまめの生育状況や栽培ほ場の排水状況などについて県担当者より説明がありました。
 一つ目の実証ほである木島地区のほ場では、生産者の農事組合法人営農きじまの代表者より、「今年は、ほ場整備事業の中で暗渠排水が追加で実施され、合わせて明渠をしっかりと整備したことで排水効果が発揮されている。園芸栽培には排水対策は重要だ」などの報告がされました。
 現地では、巡回当日の午前中まで降雨があったにも関わらず、巡回時にはほ場の中に水溜まりなどがほとんど見られないなど、排水効果が発揮されていました。
 また、その後二つ目の実証ほである島田地区のほ場を巡回しました。
 こちらのほ場は、ほ場整備前の水田で暗渠排水が未整備ということもあり、午前中までの降雨の影響で水が相当溜まっている状況でした。
 生産者からは、「水稲の合間時間を使ってえだまめを栽培しているが、ほ場整備前で農地も点在していることから労働時間が確保できず、水稲と園芸の両立が非常に難しい」との声が出されました。
 園芸作物の栽培においては課題が多く、面積の拡大を図ることは容易ではありませんが、当改良区としても管内の担い手に対し情報発信や視察研修などの案内等を行いながら園芸の普及に繋がればと考えています。

えだまめ実証ほ場(木島地区)

ほ場の巡回の様子(木島地区)

(農)営農きじま代表者の説明(木島地区)

明渠、実証ほ場内の排水状況(木島地区)

明渠からの排水状況(木島地区)

ほ場巡回の様子(島田地区)

生産者の説明状況(島田地区)

明渠が掘られているが、うまく排水されていない(島田地区)

午前中までの降雨によりほ場内が湛水(島田地区)