石沢地区でスマート農業普及に向けた取り組みを推進するため、本年度6月から9月までの4ヶ月間に渡り遠隔型自動給水栓を石沢地区のほ場に試験設置し、電波状況の調査や通信機器の調整などを行うとともに、水管理機器使用による実証効果の分析評価を行いました。

　このほど、調査結果や分析評価が概ねとりまとまったことから、石沢スマート農業推進協議会を開催し、新潟県、上越市、地元、担い手などの関係者に対し「水管理機器の試験設置、試行調査に係る報告会」を開催しました。
　水管理機器の試験設置では、水管理機器を設置した給水栓ほ場（パイプラインほ場10箇所、開水路ほ場2箇所）と通常の給水栓ほ場（パイプラインほ場8箇所、開水路ほ場2箇所）を調査ほ場として位置付け、水管理に要した時間等を比較し、その効果等について分析評価をしたことや、また、通信基地局や中継器等を設置し、水管理機器操作のための電波状況の確認などを行った結果や課題等が報告されたのち、関係者で意見交換を行いました。
　最終的な成果については、今年度末までに策定を予定している「石沢地区情報通信環境整備計画」の中でとりまとめる予定としており、成果がまとまり次第、最終報告会を開催したいと考えています。